授業のすすめかた



各コース共通・・・各々のペースにあわせ、じっくりと ひとつずつ



基本的にはマンツーマンに近い指導を心がけております

「絵を描くのがうまくなりたい」といった方もいらっしゃれば「自由に自分の作品というものを描いていきたい」
といった方まで、とにかく皆ひとりひとり違った想いがあるかと思います
それにできる限り沿うような形で、そしてまた「ある程度の先を見越した形で」ひとつずつ、二人三脚のスタイルで
取り組んでいかれたらば、と考えております
また、必ず一番初めにお伝えさせていただいておりますことがあります
「初心は忘れないでいてください」「描きたい、表現したい、といった気持ちをずっと大切に抱いていてください」

これは絵を描く上で、作品を創作していく上で、一番大切なことだと私は思っております
もちろん、ただ単純に『いろいろな技術を会得していきたい』『様々な画材を駆使し、勉強していきたい』といった
そんな気持ちもとても大切です。やはり基礎というものは、表現の幅や観ることの深さをも支配するものでもあります
しかし、心が動かねば、作品を描きたいといった気持ちも希薄になるでしょうし、こだわりやモチーフ(描く対象)に
入っていかれなければ、伸びてもいかれません

「下手だから、、、」なんていうような、実につまらない尺度で「表現の術を閉ざしてしまう」ということこそ
寂しい話はありません
結局のところ、一番大切なことは「好きでい続けられること」「初心を忘れないこと」だと私は思います


ひとりひとりのペースや、現在のレベルなどにあわせ、一枚一枚の作品を大切にしながら、モチーフや課題を
決めていきます。(基本的に、ひとりにひとつのモチーフを設けております)
貴重な「時間と空間」を、各々にあわせてアレンジし、満足していただけることをモットーとしております
好みも性格もこだわりも、思い描くスタイルも皆違いますが故、できてくる作品も皆違って当然です

最後には「技術を超えた、かけがえのない作品」を手がけられていかれることを切に願っております







幼児・児童コース・・・創作することや表現することの楽しさを体感してほしい



子供はいろいろな大人のことをいつもみています
「こうしたら、なんて云うんだろう?」「こうしてもいいのかな?」「こんなふうにしたら、だめ?!」
図工というものを、思いっきり楽しんでほしい。形にしていくことの楽しさやかけがえのなさを味わってほしい。
「こうしたらいい、悪い」というものではなく、四角い紙の中は自由な空間なのです

好きな線やかたち、色を駆使しながら、どんどん描き、開放してもらえることが、まずはじめの第一歩。
もちろん、「こんな方法もあるよ」とか「こうしてみると面白いかも?」なんていった補佐もさせていただきながら
いろいろなものを吸収し、体感してもらえたならば、と思っております

子供に限ったことでもございませんが、やはりまずは こちらが相手のことを「知って理解する」ことから
はじまります。心の扉をお互いに少しずつでも開け合い、築いていかなければ、ほんとうにいい作品を
創作していかれません。人の目を意識することよりも、先ずは「自分の気持ちに素直に表現できるようになること」
「自分の目で・心で自由に表現できること」・・・これを一番に優先していただけるよう、楽しく創作できるよう
ひとりひとりに合わせて課題を設けさせていただいております
(もちろん、子供たちの皆で合同作品を一緒に描く、といった課題を提供させていただきますこともございます)
工作や粘土などの立体作品など織り交ぜることもありますが、基本 鉛筆・色鉛筆、パステルやクレヨン、水彩や
ガッシュ(不透明水彩)等々、いろんな素材に触れながら 主に画用紙を用いた平面作品の制作を中心
しております

好きだ! 楽しい!!
時間を忘れてしまうくらいにこだわって、没頭してもらえたらと思っております



 







カルチャーコース・・・各々のペースや需要に答えます



「ほんとうに初心者なのですが・・・大丈夫でしょうか??」

・・このセリフは、必ずといってもよいほどに皆さん口をそろえたように仰います。
そして私はこう お答えします
「まったくご心配ありません。皆さん、必ずはじめはそう仰います。でも、必ず上達いたします」、と。
『眼を鍛えるということ』というページでその詳細につきましてはご説明いたしておりますが
ちょっとした「コツ」があるんです

簡単にいうと・・

@うまく描こうとはしないこと
@とにかくよくモチーフを観ること
@概念でモチーフをみないこと



これを基本にし取り組んでいきますと(個人差で多少の違いもあるかもしれませんが)必ずといってよいほど
どなたでも上達いたします
技術面に関しては、とにかく必ず上達いたしますので、ご安心くださって結構かと思います
そしてそれを「表現の術」とし、デッサンや水彩、油彩、パステル画や色鉛筆画、日本画、・・・
用いる画材が違えども、その基礎さえしっかりされれば、とても自由に表現できることとなります


まずはじめは「眼を鍛える」ということ、そしてそのコツなどから取り組んでいきます
はじめの授業の1回目に、『眼を鍛えるということ』というページの詳細をひとつひとつご説明させていただきまして
軽い実践、そしてどなたも共通して その後しばらくは
「クロッキー※」をしていただきます。
(※タイマーを用いて、時間を10分〜15分と設定し、その時間内でモチーフを捉える練習をいたします)
そこで、構図の捉え方のコツや、「客観的に・全体的に観る」ということを体感していただきます
技術云々ではなしに、「そのものを初めてみる」というような『観かた』を体感されていくことにより
いくらでも短時間で「普通にいわれるところの『巧い作品』」は描けるようになるのです
※「上手く描かなきゃ」「上手くみせなきゃ」と思えば思うほど 細部ばかりに目がいってしまいます。逆にそれこそが
  よくないことなんですよね。それもあり、あえてタイマーを用いり、全体的にざっくりと捉えますことを御指導させていただいております



しかし、冒頭でもお書きいたしました通り
ほんとうはそこを越した、「魅力のある、あなただけの作品」といったものを手がけていただけたならば、と
切に願っております。

※クロッキーですが、全部で18種のモチーフがございます。
90分の授業で、ひとつの種類のモチーフ(約2〜3つのモチーフを使用)を、クロッキー(10〜15分で)していきます。
(できるだけ、毎回位置を変えまして、約6枚前後 描きます) 3時間の授業ですと、途中でモチーフを変更いたしまして
基本的には「2種」のモチーフを描いていきます。(勿論ではございますが…「90分」とされた生徒さんでも『次回も同じ
モチーフで描きたい』&「3時間」とされた生徒さんでも『次のモチーフに移らないで今のモチーフを続けて描きたい』…等々
それにつきましては その生徒さんの意向、ならびに描いた様子などを汲み取りながら 進めて参ります)
※クロッキーは、クロッキーブック(B3サイズ限定としております)に B〜2Bほどの鉛筆を用いて取り組んで参ります。
 (消しゴムは使用いたしません。そしてまた、クロッキーブックは最低でも3冊は使用いたしますかと思われます)

この18種モチーフ、すべて終了しましてからは、それぞれのニーズに沿いまして、すすめて参ります
(水彩・デッサン・油彩・色鉛筆やパステル・日本画・ペン画・引き続き、クロッキー、等々・・・)
ですので、1回の授業を90分とされました例ですと、全部で約18回はクロッキーの授業となります。
※1回の授業を例えば「3時間」とされました場合、1時間半ほど経ちましたあたりにて 基本的にはではございますが
『次のモチーフにチェンジ』、といった流れにしております
(例:例えばですが、90分・月3回…といったかたの場合、半年[6ヶ月] クロッキー授業となります)


小学6年生以下の生徒さんにおきましても、中学生になりましたのちに どこかのタイミングをもって
このクロッキーを授業の課題としてさせていただきます流れとしております

※基本的には上記のように やはり一度はしっかりと基礎をじっくりと構築していきます上でも このような形(クロッキーよりスタート)
 とさせていただいてはおりますのですが 例えば・・・「すでに他で習われていました経緯があり、課題としてクロッキーは御遠慮したい」
「はじめから絵具を用いて取り組みたい」といった御要望を持たれましたかたにおきましては そのようにさせていただくことも勿論
できますように考えております。(御相談下さい)




 








芸大美大、および美術系高等学校の受験対策、その他 美術系受験対策コース
 カルチャーコース同様、各々のペースや需要にできる限り答えながらも、大手予備校では決して学べない
 「初歩的なこと」から「技術的なもの」まで、ひとりひとりにあわせた懇切丁寧なる指導をいたします



美術・芸術の道を歩んでいきたい、合格したい
・・そんなニーズにお答えいたします。

他のコースとも共通して「メンタル的な部分」、重要視してこちらも取り組んでおりますが、特に
その点を より汲み取りながらの指導となります
ひとりの「志す人」として、最大限の指導をさせていただいております
足りないところは補強して補い、秀でているところを引き出し、必ず志望校へと合格させるということを目標に
二人三脚でひとつずつしっかりと、懇切丁寧にご指導いたします
もちろんこちらも「まったくの初心者」大歓迎です。
誠心誠意もって、導いていかれたら、と思っております

やはりこちらのコースも「カルチャーコース」同様、まずは基本から指導させていただきます
「眼を鍛えるということ」からクロッキーの実践、そこからデッサンへと移り、その後は各専攻にあわせた
課題に取り組んでもらいます
受験日から逆算しながら、「何が足りないか、どこを補強すればよいか」ということをひとりひとりにあわせ
綿密に対応いたします











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基本的に 幼児・児童コース(〜小学6年生)以外におきましては、皆様同じように クロッキーよりスタートさせていただいております

クロッキーブックは、トータルして約3冊は最低でも使用いたします その際、消しゴムは使用いたしません。 そしてまた
鉛筆については2B前後(B〜3B)を使用いたします。また、クロッキーブックは「B3サイズ」を使用いたします
幼児・児童時より通われております生徒さんにつきましても、中学生になりましたどこかのタイミングにてこちらの
「クロッキー授業」とさせていただいております
(やはり同じように それ以降につきましてはそれぞれのニーズにお応えしまして課題を提供させていただいております)








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